Tanpoposou’s blog

田舎で、山羊、鶏を飼いながら、自閉っ子を育てています。

玉ねぎの皮で染め物

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先日、玉ねぎの皮染めをやってみた。

染めたのは、子供のTシャツと、さらし。

生地の下処理もしたので、二日間に渡って、がんばりました。

 

まず、綿製品は、草木染の場合染まりにくいので、染める前に、豆乳につけるという下処理をします。

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ボールに、薄めた無調整豆乳と、洗濯して糊を落としたTシャツを入れて、15分くらい、もみもみする。すると、繊維に、豆乳がしみ込んで、染まりやすくなります。

(水遊びの好きなうちの子、水遊びの延長で、手伝ってくれました)

豆乳のしみ込んだTシャツは、軽く絞って、完全に乾かします。

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つぎは、染料を作ります。染める布地と同量の重さの玉ねぎの皮を準備。

うちは、何か月もかかって、ためた玉ねぎの皮100グラム。

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お鍋に、玉ねぎの皮と水を入れて、中火にかけます。20分くらい、煮出します。

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玉ねぎの皮を似ている間に、鍋をもう一つ準備して、お湯を沸かし、焼きミョウバンを溶かします。そこに、染める布地を入れて、しばらく、15分くらい、弱火にかけ、時々、優しく混ぜます(先媒染)。

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こうすることで、植物染料が色落ちしにくくなります。(草木染は、色落ちしやすいので)

先媒染した布地が冷めたら、軽く絞って、ビー玉や輪ゴム、割りばしで、絞り模様をつけます。(絞り模様は、ほとんど、親が付けました。うちの子は、興味無いみたい。)

そして、玉ねぎを煮出した液体を、ザルでこして、玉ねぎの皮を取り除き、その染料液で、再び、煮ていきます。

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中火で、30分くらい、煮て、冷まします。

冷ましたら、軽く絞って、水ですすぎます。その後、絞り模様のためにつけていた、輪ゴムなどをはずして、干します。

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干して、アイロンをかけると、出来上がり。

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Tシャツの方は、豆乳で、染まりやすくなるようにした下処理をしたもの。

さらしのほうは、下処理をしていないので、薄い色に染まりました。

Tシャツが思いのほか、濃く染まって、良かったです。