Tanpoposou’s blog

田舎で、山羊、鶏を飼いながら、自閉っ子を育てています。

無駄な遊びにも見えるけど・・・

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不思議な工作(ふねとすず)


親は、ついつい子供に、勉強とか、スポーツとか、なにか役に立ちそうなことをやってほしいと思ってしまう。

うちの子は、紙で、意味不明の工作をよく作る。

小学五年生にもなっているのに、ここ何年も、同じテーマで、同じような形の意味不明の物をよく作る。自閉症らしく、同じものを、飽きずに、ずーっと作る。

 

親から見て、この遊びは、ただ、本人が満足して時間を過ごすことだけに意味があるような遊びに見える。

でも、この前、療育の先生に言われた言葉

「無駄が大事なんだよ」

自閉症の子供には特に、生の経験が必要なんだよ」

うちの子の工作は、一見、とっても無駄に見える。

そして、自分の手ではさみを動かして、本人なりに考えて作っている工作は、iPadでのゲームと違って、現実の世界での生の経験。

そういえば、他の療育の先生にも、言われた言葉を思い出した。

「子供が遊んでいるとき、何が出来上がったではなく、その子がどれだけ生き生きとして、創意工夫をして遊んでいるかを見ます」

生き生きは、している。夢中でやってるし。

創意工夫も、たぶんしている。本人なりに、セロハンテープを張りまくって、きっと防水効果を狙った舟をつくっているし、、、。

だから、何歳までこの遊びをするのかわからないけど、肯定的に見なくては!!