中学校をどうするか問題
うちの子は、今、6年生。地元の小学校の支援学級に在籍している。
来年は中学校1年生になる。
中学校は、地元の中学校の支援学級へ行くか、養護学校に行くか、どちらかを選ぶことになる。
本人は、クラスの友達と離れたくなさそう。地元の中学に進みたいんだろうなぁという雰囲気。でも、親や療育の先生から見たら、養護学校の方が向いているよねという状態。
そんな状態で、先日、地元の中学校の支援学級を見学させてもらった。
先生方は、生徒に寄り添ってくださっている。顔見知りの上級生も、うちの子の姿を見たら、とてもよく声をかけてくれる。
ただ、難点は、支援学級の教室が狭く、隣の教室の音が筒抜けで、教室のスペースの都合上、どうしてもクールダウンスペース(しんどくなったときに、ゆっくりできる場所)が小さくなっている。
(自閉症の子は音に過敏な子が多いし、感情のコントロールが苦手。心が落ち着かなくなったときは、静かな、刺激の少ないところで、ふぅーーーっと、ゆっくりできることが大切なんだけどな。現状としては、支援学級の子がしんどくなったとき、空いている教室を探して、その場所でクールダウンしているらしい。中学校は、主に高校受験のための勉強・準備をする場所なようで、小学校ほどは、ハンデキャップのある子のための特別待遇は難しいように感じた)
とはいえ、私としては、中学校の支援学級の見学は、好印象だった。先生方が精いっぱいやってくださっている気がしたから。
支援学級の先生は、教員の数が少ないことを気にされて、「あと、もう一人教員がいたら、もっと手厚く見られるんですけど」と気にされていたけど、中学生になるし、そこまでべったりじゃなくても、そこは、別にいいんじゃないかなぁと思った。
ところが、うちの子は、いろいろ感じるところがあったようだ。
見学に行った日の夜、夜中に目を覚まし、イライラして、かんしゃくを起こし始めた。しかも、自分の手をげんこつにして、自分の頭をポカポカ叩き始めた。
うちの子、自傷行為なんて、めったにないのに!!
これは、きっと、中学校の見学が原因になったんだろうなぁ。あくまで、私の推測だけど、「ぼくはクラスのみんなと一緒に、地元の中学校に行きたい。でも、あの場所は僕には無理だ―。こんな自分が嫌だ!!」と、自傷行為をしているように感じた。
うちの市の養護学校は、運動会などのイベントの時は、地元交流という事で地元の学校に行くことができるので、うちの子に、「養護学校に行ってもね、運動会の時は、地元の中学校に戻れるんだよ。その時、みんなに会えるんだよ!」と伝えると、うちの子の機嫌は、ストンと、落ち着いた。不思議なくらい、落ち着いた。
うちの子、こちらが思う以上に、いろんなことを感じているだろうなぁと思った。
今週は、養護学校の見学に行く。養護学校の見学は、幼稚園年長のときと、5年生の時も行ったことがあって、結構慣れた場所。ここで、うちの子は、何を思うんだろうなぁ。